第15話・ラビット、お土産沢山前回までのあらすじ花火の夜、スガイで遊び尽くした5人は遅い夕食を食べる為に海ちゃんの家を目指すのであった。そして、今回は夕食の食材を買う為に訪れたスーパーから話が始まる・・・。 すでに23時位なのだがスーパーには人が結構来ていた。そんな中で、5人は食材をカートのカゴの中に入れて行くのだが、 ラビ 「やっぱ、ご飯ものを買うのは決まりだろ~。」 みっつ 「うん、それは良いと思うよ。あと、たこ焼きが食べたいな。」 海ちゃん 「あと、デザートも買いましょう。エヘヘへ」 と、統一性に欠ける一行であったが、なんとか一通り食材を買って海ちゃんの家に向かうのであった。 海ちゃん 「僕は、一足先に家に帰って味噌汁を作っていますね~。エヘヘへ」 それを聞いたみっつは思わず、 (この夏に海ちゃんの家を訪れて夕飯を食べると必ず、味噌汁を海ちゃんは作ってくれるのだが、凝っているのかな?) と、妙に考え込んでしまっていたが、とりあえずラビ達と海ちゃんの家へと向かった。しばらく歩いて到着したときには、海ちゃんは味噌汁をいい具合に作っている最中であった。 とりあえず、荷物を置いて一息着く一行だったが、ここでみっつがラビに海ちゃんのお土産を渡すと言い出した。 それは、以前、海ちゃんから渡された「抹茶キャラメル」であった。ただ1箱しかないので、ラビと適当に分けて欲しいと言われていた代物で、みっつは充分に堪能したのでラビに渡すことにしたのだった。 みっつ 「ほら、ラビ。やるよ~。」 ラビ 「おお、悪いな~。」 玉ちゃん 「ありがとうねー!」 ここで、海ちゃんが、 海ちゃん 「実は、僕も渡したいものがあるんですよ~。エヘヘへ」 と、言いながらおびただしい量の「ふりかけ」と2キロはあろうかという米を持ってきたのであった。それを見て、みっつと「ぺ」はラビに気づかれない程度に笑ってしまった。 実は、これらの物は先日、みっつ達が泊まりに行った時に海ちゃんが台所の掃除をしてて「発掘」した物であった。 もちろん賞味期限が切れてしまったものであった。未開封とはいえ、中々に危険な日付(2002とか)が袋に刻まれていた。その時、 みっつ 「それは、ラビにプレゼントだね~。」 海ちゃん 「そうしましょう。その方が面白いですしね~。みっつ君、ツナ缶は食べますか~?エヘヘへ」 お腹も空いていたしみっつは、 みっつ 「ツナ缶?食べたいね。」 海ちゃん 「あ、これ賞味期限切れてませんね~。ツナ缶は、また今度という事で~。エヘヘへ」 みっつ 「あ、相変わらず鬼だね。」 という会話があったのであった。 多くのお土産を抱えたラビは、 ラビ 「ありがとうよ~。なんか、悪いな。」 と、微妙に感謝していた。 さて、ご飯のほうは温めるものが多いのでレンジをフル回転で使い、和気あいあい後と食事をしたが、アクシデントもあった。 まず、お椀が少なくて紙コップで味噌汁を飲まざるをえなかったり、たこ焼きにソースが付いていなかったので、ブルドッグソースとマヨネーズで代用したりしてご飯を食べた。 その間にラビが暇なので、海ちゃんが友達から借りたビデオを見ようと適当に入れていると、なぜかAVが入っていて思わず皆で失笑してしまったりもした。そして、 ぺ 「この味噌汁、美味しいね~。にょほほ」 ラビ 「海ちゃんも少しは料理できるようになったな~。」 と、味噌汁は好評で海ちゃんもご満悦であった。ご飯も食べ終わり、デザートを食べる事にしたが、 海ちゃん 「デザートは大好きですよ~。エヘヘへ」 みっつ 「俺の場合は、デザートといってもこれだもんな~。」 と、言いながらスーパーで何故か成り行きで買った「割けるチーズ・トウガラシ味」を食べていた。 その後、ラビ達がお土産を持って帰っていった。 残った3人は、のほほんとしていたが、みっつが暇を潰す為に無造作にビデオを入れて色々と再生してみていた。すると、欧米のAV(しかも変体系)を発見した。 みっつ 「う、海ちゃん。こ、これは!」 海ちゃん 「こんなのあったんですね~。エヘヘへ」 と、海ちゃんもビックリしていたが、それからしばらく経って、寝る準備を始めた頃に、海ちゃんがさっきのビデオを探そうとデッキに向かう姿が面白かった(笑) という訳で、今回で花火の夜の一連の話も完結ということで、書くのも中々に疲れましたね~。 次回からは、以前の予告通りに兎小屋での鍋パーティーの第16話「海ちゃん、本領発揮!」をお楽しみに~! ※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。 [総監督・原作・監修] 海ちゃん [脚本・シリーズ構成] みっつ |